鑑賞録やその他の記事

2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

クリント・イーストウッド『運び屋』(2018)

Facebook に 2019/ 3/31 に投稿した記事に手を加えたものです。 クリント・イーストウッドを "最後のアメリカ映画作家" みたいに言うのは、いやいや変人過ぎるだろ、他にもいるだろ-と抵抗したくなるが、久々に主演を兼ねた監督作『運び屋』を観ると「うわ…

下山天監督作品『ALIVE HOON アライブフーン』(2022)

Facebook に 2022/ 6/29 に投稿した記事に手を加えたものです。 下山天監督作品『ALIVE HOON アライブフーン』。ヴァーチャルなレースゲームの世界に生きていた青年が、実車のモータースポーツの世界に飛び込み、戦い抜いていく。これといった大きなヒネリも…

フェリーニの初期作2本『寄席の脚光』(1950)『白い酋長』(52)

Facebook に 2021/6/1 に投稿した記事に手を加えたものです。 フェデリコ・フェリーニの初期監督作2本をDVDで。 『寄席の脚光』(1950)は監督デビュー作で初見。アルベルト・ラトゥアーダとの共同監督のため、監督作としては1/2本と数えられて『8 1/2』(1963…

こういうことってあるよな

Facebook に 2013/ 1/21 に投稿した記事に手を加えたものです。 映画に於いて「こういうことってあるよな」「こういう人っているよな」と観客に思わせることは、非常に大切である。 例えば『カリフォルニア・ドールズ』(1981)のラストの決戦の前にピーター・…

「そのとき」

Facebook に 2013/ 1/14 に投稿した記事に手を加えたものです。 『ゴダールのマリア』(84)が公開された頃、脚本家・監督の高橋洋が「『そのとき』って字幕が頻繁に出るんだって? 面白いこと考えるねえ!」と感嘆していたのは、彼がエイゼンシュテイン好きで…